TOEIC890点が英検1級に準備無しで挑戦してみた結果

英検

はじめに

2024年の目標はTOEIC900点以上と英検1級合格

英検1級合格という目標を設定しました.現状を確認するために,旺文社の英検1級予想問題ドリルを解いてみました.

2023年12月半ばのTOEIC L&Rは890点でした.英検の予想問題集を解いたのは2024年1月頭です.タイトルにもある通り,この時は英検1級の形式など全く調べずに受けました.まさに力試しです.

TOEIC890点のレベルは?

以下に載せる情報は,TOEIC・英検・British Council公式サイトのみからです.なので,プロによってちゃんと作られた表です.

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TOEIC公式サイトより
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html

TOEIC公式サイトによるとTOEIC L&Rテストでリスニング490以上,リーディング455以上取ると,ヨーロッパ言語共通参照枠CEFR: Common European Framework of Reference for LanguagesのC1という上級レベルに相当するそうです.

2023年12月に受けたTOEICでは合計890点で,リスニングが465点,リーディングが425点でした.なので,B2とC1のあいだくらいに位置しているようです.TOEICはリスニングとリーディングのみなので,全てが完全に当てはまるとは言えないのですが,「何ができるか」を示した表を見てみると確かに自分のレベルはB2とC1の間くらいかなと思いました.

CEFR

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BRITISH COUNCIL公式サイトより
https://www.britishcouncil.jp/programmes/english-education/updates/4skills/about/cefr

英検1級のレベル

英検1級のレベルがどれくらいかも調べてみました.英検1級(2024年1月時点)は3400点中2028点が合格基準ラインだそうです.

2028/3400 = 59.6%

6割は取らないといけなさそうですね.そして,『2600点』からがC1レベルに区分されるそうです.

2600/3400 = 76.5%

つまりC1レベルになるためには,8割近く取らなければいけないみたいです...
合格には時間がかかりそうです.

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英検公式サイトより
https://www.eiken.or.jp/cse/#top

いざ力試し:英検1級

調べたら,実践.合格と自分のレベルの差を確認すべく,英検1級練習模試を受けてみました.

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これのDAY1がリーディングとライティング,DAY2がリスニングだったので,一気にやってみました.(本当に疲れました)ライティングは自己採点できないため採点していません.この問題集にパート毎の目標時間が記載されていたため,それに沿って行いました.

*2024年の英検から新形式になるそうですが,これは2023年までの形式になっています.

果たして,結果は.....

リーディング 24/41 =58.5%
リスニング 21/27 =77.8%

リーディングは合格ライン突破ならず...
リスニングは合格ライン突破?よくできました自分👏

リーディングの内訳

Part 1: 12/25 = 48%
Part 2: 4/6 = 66.7%
Part 3: 8/10 = 80%

リスニングの内訳

Part 1: 7/10 = 70%
Part 2: 8/10 = 80%
Part 3: 5/5 = 100%
Part 4: 1/2 = 50%

Part毎の正解率はこんな感じでした.

感想

模試をやってみた感想

何となくできない事は無いけど,よくわからないという感覚.TOEICとは別物

TOEIC890と英検1級のレベルは全く違うものなんだと痛感しました.特にリーディングです.TOEICでもリーディングが425点とリスニングに比べて低いのもあり,英検1級の問題は,段違いに難しいと感じました.

単語・熟語問題

さっぱりわかりませんでした.ここまでわからないとは思ってもいませんでした.TOEICの単語とは全く違いますね.単語強化は必須です

文章問題

TOEICとは違い短い時間の中での情報処理能力というよりも,文章の理解度を問われるような問題でした.内容は,難しいのですが,TOEICの問題よりも読んでいて楽しく,興味深い内容のものが多かったです.

リスニング

リーディングみたいに,すごい難しいという程ではありませんでした.ただ,リーディングで疲れてしまい,リスニングの時には「もうやめたい」と思いながら解いていたので,試験を受け切れる集中力と体力も必要になりそうです.

リーディング復習してみると...

一時試験である筆記試験(リーディング+ライティング)は100分です.目安時間配分としては,リーディングに70分ほど,ライティングに30分ほどとされているみたいです.

復習にはなんと約3時間もかかりました.試験時間の約3倍です.単語・熟語問題の部分(1時間),穴埋め・長文読解問題の部分(2時間)と二日に分けて行いました.本当に勉強になりました.

単語・熟語パート復習

今回復習してみて実際には25問中17問分かりませんでした.つまり,実際の実力で解けていたのは8/25 = 32%!!!!!

時間を測って解いた時はPart 1: 12/25 = 48%だったので4問ほどは運良く当たったという感じです.

復習してみてますます英検1級の単語の難しさを思い知りました.実際に研究論文やニュース記事などを読むと出てきたりしているので,海外に住みたいと思っている自分にはやっていて損はないと思っています.

穴埋め・長文パート復習

時間関係なくしっかり読んだら意外とわかる.

わからない単語もちょくちょくあるのですが,内容が面白く前後からの文脈で,なんとなく予想できる事が多かった印象です.TOEICのように早く早く読もうとしてしまっていましたが,英検はむしろ精読する必要がありますね.

じっくり読んでみると,曖昧またはわからない問題は3問くらいでした.(力試しの時は4問間違い)

おわりに

英検1級の単語は日常的にはあまり使わない単語が使われている様です.実際にやってみてニュース記事や科学記事を読んでいるかのようです.内容はとても興味深い内容なので,勉強にもなります.個人的にはTOEICよりも内容が面白いため勉強を続けやすいのかなと思っています.

理系大学院生として,科学論文をほぼ毎日読んだり,書いたりしています.英検1級の勉強は,大学での授業・研究に使える英語力を養えるのではないかと思います.

英検1級合格に向けて,『単語力の強化と試験慣れ』が必要である事を知ることができました.

参考に

英語学習といえばAtsueigoさん.Atsueigoブログを読んで,英検1級に必要なことを考えてみました.

『1日8時間で2ヶ月合格』
如何に試験の状態に近づけて模試を受けるかが重要

と書かれていました.本当にストイックで尊敬します.私の場合,そこまで時間が取れないので,もっと時間がかかりそうです.また時間が取れたとしても,8時間はできません...

2024年の第一回(5月−7月)に英検1級を受験予定なので,時間的にも今から準備すればギリギリ間に合うかもしれないというところです.合格目指して,スキマ時間の活用と土日に時間が取れる時は頑張って模試をやっていきたいと思います.

英語学習を続けられている皆さん,今後とも楽しく英語学習を一緒に頑張っていきましょう.

最後まで読んでいただきありがとうございました.
皆さんのおすすめの学習法や
モチベーション維持の方法などありましたら,
ぜひコメントしていただけると嬉しいです.

出典

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